
松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
皆様こんにちは。
注文住宅をお考えの方やリノベーションをお考えの方、パントリーを設けるかどうか検討しているでしょうか。シンプルに憧れる部分もありますが、本当に必要かどうかと設置にあたってのメリット、デメリットをお伝えします。取り入れる際は参考にしてみてください。
目次
〇パントリーとは
〇パントリー設置のメリット
1、収納とストック
2、整理整頓
3、ストック状況の把握
〇パントリー設置のデメリット
1、建築費用が高い
2、スペースを使う
〇パントリーを取り入れる際の注意
・家事動線を考える
・オープンタイプのパントリーに気を付ける
〇まとめ
パントリーという言葉は、中世のヨーロッパの「paneterie(パネタリー)」という言葉からきていて、中世の貴族がパンを保管していた部屋のことだそうです。
ホテルやレストランでは料理の簡単な盛り付けやドリンクの準備、食器の用意などをしてキッチンの補助をするバックヤードをパントリーと言います。
一般家庭で取り入れられているパントリーは、食品や消耗品などをストックする部屋やスペースのことを指しています。
コロナ過のまとめ買いや災害時の備えの意識の高まりが背景になっていることもあり、今まで以上に注目が集まっています。新築やリノベーションの際、間取りに取り入れる人も増えています。

食品、調味料、消耗品、キッチン用品など様々なものを収納したり、ストックしたりすることができます。果実酒や漬物を作っておきたい人や、家族が多い家庭にはパントリーは有効的に使用することができます。非常用の水や食材は家族分揃えるとそれだけでもかなりの量になりますから、パントリーにまとめておけるのは安心です。消費しながらその分を買い足しておくというローリングストックにも適しています。引き出しや押し入れ、床下収納から引っ張り出して消費期限を確認してという労力を考えると、かなりのメリットではないでしょうか。小さなお子様のおむつやお菓子、粉ミルクなどもストックできますし、ペットがいるご家庭にもあると便利なスペースです。

キッチン廻りがすっきりします。調理器具や食材、食器や消耗品など作業の多いキッチンにはいろいろな物が集まっています。普段使わないけど、ないと困るものというものも数多くあると思います。パントリーがあればそれらがすっきりと片付きますし、奥の方にしまってどこかわからない。出すのもしまうのも面倒で使わない、なんていうことも回避できます。物を置くだけのスペースは一見贅沢のようでもありますが、整理整頓をしやすくしておくとすっきりした状態が保てるので、キッチンを広く使えて家事効率をあげることにつながります。

日常の買い物の中で、「あれあったかな?無かったら今日の献立が成り立たないから、念のため買ってしまおう。」なんていう経験ありませんか?帰ったら、やっぱり引き出しに入っていて、しかも新品のストックまである!うちにはどれだけあるの?薄力粉!!みたいな。私だけでしょうか。
パントリーのオープン棚に見やすくストックすることで、食材の状況が把握しやすくなり、重複購入の失敗を防ぐことができます。売り場で迷ったときは、パントリーを映像化して想い浮かべれば、無駄な買い物を避けることができます。この心がけは、現代社会の大きな問題である『食品ロス』を減らすことにも直結しますね。(私も気を付けます。)
パントリーはただ仕切ればできるというものではありません。食品を割と長くストックする目的があり、使い勝手も良くなければ意味がありません。
棚、扉、コンセントや照明など、小さいスペースながらも考えることが多くあります。また、湿度コントロールが不可欠になるので環境によっては、窓や勝手口、換気扇などを設置する必要が出てきます。パントリーが役割をしっかりと果たすためには、設計段階からの準備が必要です。物をストックするだけの場所とはいえ、それなりの建築費用が上乗せとなります。

通常、キッチンに隣接して間取りに組み込むとき、パントリーの広さは1~2畳程度だと思います。その分は、生活スペースを削ることになります。ライフスタイルを考えて本当にその広さをパントリーに使用しても良いのか、そもそもパントリーが本当に必要なのかをよく考えるべきです。生活スタイルに合わない中途半端な広さのパントリーを造っても、返ってごちゃついてしまいますし、反対に広すぎて持て余してしまうなら、生活スペースにした方が良かったとなってしまいます。
買い物をした荷物を持って帰ってくるところから、スムーズにパントリーまで行けるかを考えるといいと思います。なおかつ、キッチンに隣接しているといいですよね。玄関→パントリー→キッチン。という動線が描けるのが理想でしょうか。パントリーに勝手口を設置すると、買ってきたものを直接運べるという利点があります。パントリーを設けるという事は、その分家事動線が長くなるということも起こり得ますから、便利さが上回るような仕組みや間取りをしっかりと考えておきましょう。
部屋のように仕切られていて、リビングからは見えなくなる造りなら気にならないかもしれませんが、例えばリビングから見える壁面に棚を設置するタイプのパントリーは、乱雑にものを置いてしまうと散らかっているように見えてしまうので、収納ケースで工夫するなどしてかっこいいパントリーを保ちましょう。
小さなスペースでもいいから、パントリーがほしいなと思うときが度々あります。結局増えていく食品や調理器具は片づけすぎると使いにくい。保存のきく食品ほど把握できずにいつの間にか期限切れを起こしている。限られたキッチンにプラスして、物を置くことができるスペースがあったら絶対便利!と憧れるのです。
共働きで忙しくまとめ買いをしたいという人にも、何度も買い物に行くのが大変だから、家にストックしておきたいというシニア世代にも、パントリーは便利な場所になります。
しかしながら、スペースや収納というのは、ものを増やしてしまう心理に陥りやすい場合もあります。収納できる棚や置ける場所は不思議とすぐに物で溢れます。
新築、リノベーションでパントリーを検討する際は、キッチン内の収納で本当に収まらないのかを冷静に見極めて、今のライフスタイルと将来を両方見据え、バランスを考えて決めましょう。パントリーがいらなければその分、通路や居間、水回りなどといった他のスペースを広げることも可能かもしれません。
一つの事にこだわりすぎずに柔軟な発想を持って、プロのアドバイスも参考にしながら検討してみてください。

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