
松戸市・市川市の魅力や情報を発信していく、地域通信。
皆さんこんにちは。
過去ブログでは市川市の防災への取り組みの一部をご紹介をいたしました。今回は、弊社工匠の本社工場がある松戸市の防災対策についても一部ご紹介しようと思います。
イベント会場や道の駅、スーパーマーケットの前やお祭りにも見かけるよになりました。様々なペイントとその店らしいメニューPOPでトラックやバンを魅せています。車体の脇に設けられた大きな窓からは、笑顔で明るい店主がみえる、といえばキッチンカーです。
みなさんもキッチンカーやフードトラックでおいしいものをテイクアウトしたことがあるでしょうか。休日に出かけた公園にキッチンカーが数台並んでいると嬉しくなります。すぐに何かを買う訳でではないけれど、楽しい気持ちになるんです。イベント感というかお祭りのときのわくわくしたような気持ちというか、何か買いたくなるんですね。世界の珍しい料理や定番のかき氷やクレープ、有名なラーメン店や、地方のB級グルメ。おなじみの焼きそばやたこ焼き。車内の限られたスペースで一生懸命調理しているオーナーさんとの会話もちょっと楽しい時もあります。そのまま外で食べることが多いシチュエーションで、温い料理やかわいいスイーツはどれも美味しい。

なぜ防災についての中でキッチンカーのお話しをしたかといいますと、日頃私たちを楽しませてくれるポップなイメージとは別に、大規模災害時にキッチンカーは大きな役割を果たしているということをお伝えしたいからです。
一般社団法人 日本キッチンカー経営審議会と松戸市は災害時応援協定というものを締結しています。災害時応援協定というのは、大規模な災害の発生時に迅速で的確な対応を取るために、行政機関、民間団体、災害関係機関等があらかじめ協力の約束と内容を明確化しておくものです。日本キッチンカー経営審議会というのは、行政機関との対話、連携を図れるようにと発足したキッチンカー事業者の団体です。キッチンカー業界の発展と社会貢献を目指して活動されています。この団体と松戸市が協定を締結しているのです。内容は「キッチンカー等による炊き出しの実施」となっています。もし、被災した時、美味しくて楽しいという記憶が多くの人に残っているキッチンカーが、現場に駆けつけてきてくれたら本当に励まされますし、とても心強いだろうと思います。
実際に日本各地の被災地や大規模停電地域等へキッチンカーが駆けつけて炊き出しをしています。コロナ過で世間が混乱していた時も、子供食堂や医療従事者への支援に出向きあたたくて美味しい食事を提供しました。
令和6年1月の能登半島地震と同年9月の奥能登豪雨の被災地支援では、令和7年2月までになんと14万食もの食事を支援したそうです。キッチンカーからのいい香り、手渡される料理と支援の温かさに本当に多くの人たちが勇気づけられたことでしょう。

令和7年6月1日からは内閣府で災害対応車両登録制度というものができました。
「災害対応車両登録制度」とは、 災害対応車両/災害対応車両調整法人を平時から登録・データベース化しておくことで、発災後、被災自治体のニーズに応じて、迅速に災害対応車両を提供できるようにするための制度です。
→「災害対応車登録制度」https://pr.d-trace.go.jp/#schedule
登録車両は平時に様々なインセンティブがありますが、それ以上に被災地へ向かって助けになろうという気持ちがこの制度を支えていくのだとおもいます。キッチンカーは災害時、被災者の心と体を助ける役割を担う重要な存在となっています。
→「令和7年6月1日から災害対応車登録制度が始まります。」PDF

松戸市では災害対策として、他にも数多くの企業や団体と災害時応援支援の協定を締結しています。
例えば、
| 企業・団体名 | 協力内容 |
| 山崎パン㈱松戸工場 | パンの供給・所有井戸による飲料水等の供給 |
| ㈱マツモトキヨシ | 応急生活物資・物的資源等の供給 |
| ㈱メリーチョコレートカンパニー | 被災者へ菓子等の物資提供 |
| 京成バス㈱ | 傷病者(多数)等の緊急搬送及び災害情報の提供 |
| ヤマト運輸㈱ | 物流専門家の派遣及び物資配送業務 |
| 佐川急便㈱東関東支店 | 支援物資の受入及び配送等 |
| ㈱ヤオコー | 災害時における一時的な施設・駐車場の提供 |
| 千葉トヨタ自動車㈱ | 電力の供給 |
書き出したのはほんの一部です。本当にたくさんの団体や企業と協定が結ばれています。

普段は利用する、買い物をするという形でかかわっているスーパーや工場、交通機関などですが、災害時にはそれぞれの企業が強みを活かして立ち上がり、支援の手を差し伸べてくれるのですね。地震や豪雨、台風など何かと災害が心配ですが、行政がこんなふうに日々準備と対策をしてくれていることは安心につながります。でも、そのことに頼るばかりではなく、一人一人が大きな災害に備えておくことが大切です。そして、助けられるばかりではなく助ける側にもなるという強い気持ちと知識が必要です。一番大切なのは地域の人同士の助け合いですから。
今回は、地域通信として、松戸市の防災対策の一部をご紹介しました。
皆さんも一度、住んでいる場所の自治体や行政がどのような防災対策をしているかホームページなどで確認してみてください。いつ起こるかわからない災害に備えて多くの方が努力を積み重ねていることがわかると思います。知っておくことがいざという時に慌てず行動したり判断することにつながっていくと思います。
こんなふうに協定を交わしているたくさんの企業や団体があることを知ると、感謝の気持ちが沸いてきて、毎日が少し変わるような気がします。

千葉県の松戸市、市川市を中心にお仕事させていただき、
このエリアで暮らすご家族が、もっと幸せに暮らせるお手伝いや
地域活性のきっかけになればと想い、スタートしました。
また、エリア外から弊社ホームページを見て頂いた方が
松戸市や市川市を少しでも知っていただく機会になればと思っております。
工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に
自然素材を活かした古民家再生・リノベーションを専門的に手掛けております。
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