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2025/06/20

家づくり学

切妻屋根って?日本の風土に合う三角屋根のメリット・デメリット

切妻屋根って?日本の風土に合う三角屋根のメリット・デメリット

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける古民家再生・注文住宅の工匠、広報担当です。
 

皆様こんにちは。

生活の中で、屋根について考えたことはありますか?豪雨や台風が来るとちょっと心配になる程度ではないでしょうか。あたりまえすぎて普段特に考えたりしませんよね。でも、屋根の事を知って家をみてみると、意外と面白いですよ。
今回は数ある屋根の形状の中から弊社のセミオーダー住宅「結~YUI~」にも採用している、「切妻屋根」を紹介しようと思います。これから新築をと考えている方にとって、屋根は大切なポイントになります。是非、参考にしてみてください。
 


≪目次≫

 

○屋根の役割


○切妻屋根とは「切妻(きりづま)って?」

○切妻屋根のメリット

 1、屋根の継ぎ目が少ないので雨漏りしにくく、メンテナンスしやすい

 2、施工がスムーズ
 3、小屋裏を広く取れるので通気性がよい
 4、太陽光パネルなどの設置がしやすい
 5、和風にも洋風にも合う
 

○切妻屋根のデメリット
 1、妻側の劣化
 2、外観の個性を出しにくい

 3、斜線制限

 

○まとめ
 

○施工事例  

屋根の役割


屋根とは、皆さんご存じの通り365日欠かすことなく雨、風、雪などから私たちと暮らしを守ってくれているものです。陽ざしを遮り、室内の温度を保ってくれています。そして、中の音を外に漏らさず、外の音も遮るという役割も果たしています。このように屋内の生活を守るのと同時に、四季のある日本の移り変わりの激しい自然環境から、家そのものを守っています。屋根は重要な役割を担っています。それに加えて屋根の形状は家外観の印象に大きく関わっています。屋根は、美しさと強さを妥協なく兼ねそろえていなければならない存在なのです。

▼様々な屋根の形


 

切妻屋根とは「切妻(きりづま)って?」

切妻屋根とは二つの斜面が組み合わされた三角屋根です。家のアイコンやピクトグラムに使われるとき、多くの場合が切妻屋根の形になっていると思います。また、お絵描きで描くときや、お菓子の家などにもよく見る家のシンボル的な形が切妻屋根の家です。シンプルで美しく機能的な切妻屋根は、多くの国で取り入れられているポピュラーな屋根です。映像でもよく見る白川郷の合掌造りも切妻屋根です。※合掌造りには入母屋屋根になっているものもあります。

切妻屋根がどんな形かは、お分かりいただけたでしょうか。でも、切妻という名前の由来がちょっときになります。「妻」と聞くと配偶者、奥さんを真っ先にイメージするのではないでしょうか。しかし、妻という言葉はもともと、「端」をいう意味を持つ建築用語です。家の棟の両端の部分、つまり棟に対して垂直の面を「妻面」といいます。切妻屋根は妻面で屋根が切り開かれたれたような形をしているので切妻造りと呼ばれます。


 

日本で海外でも多く採用されている切妻屋根には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
 

切妻屋根のメリット

1、屋根の継ぎ目が少ないので雨漏りしにくく、メンテナンスしやすい

雨や雪を素早く流すことができ、汚れも滑り落ちていくので、屋根の上にため込みにくいという特徴があります。また、継ぎ目が少ないので雨漏りがしにくく、雨の多い日本では昔からこの屋根が用いられてきました。雪下ろしの手間を減らすためや雪の重みから家を守るため、多雪地域でも多く見られる屋根です。接合部での不具合が起きても、シンプルな構造の切妻屋根は原因を突き止めやすく、メンテナンスもしやすいと言えます。


 

2、施工がスムーズ

構造がシンプルな切妻屋根は施工にかかる時間も比較的少なく、スムーズに進みます。使う建材も少ないのでコストを抑えることができます。

3、小屋裏を広く取れるので通気性がよい

切妻屋根は斜面同士の重なり合う部分を頂部に三角の大きなスペースがあるので、通気性がよくなります。そのスペースを吹き抜けのロフトにするなど、工夫次第で収納や生活空間としても活用することができ、屋内に高さや広さをつくることができます。そして、光を取り入れるようにすることで、明るさも確保できます。


 

4、太陽光パネルなどの設置がしやすい

シンプルに広い面を持つ切妻屋根は、太陽光パネルなどの設置がしやすいです。屋根を複雑な形状にしてしまうと、後からの設置が不可能になってしまう場合もあるので、将来的に太陽光をお考えの場合は、平面を大きく取れるシンプルな形にしておく方がいいと思います。


 

5、和風にも洋風にも合う

日本家屋におなじみの切妻屋根ですが、この形は世界中で採用されている屋根です。外壁の色、建材などによって表情を変えるので、和風にも洋風にもよく似合う屋根です。


 

切妻屋根のデメリット

1、妻側の劣化

庇を大きく伸ばしやすい平側に比べて、屋根が切り開かれた妻側はどうしても雨、日光、風の影響を受けやすくなります。建物のの向きなども考えて、壁材を選んだり、庇や軒を出すなど対策することもお勧めです。戸建てにおいて大切なメンテナンスでは妻側を気を付けてチェックしてみてください。
 

2、外観の個性を出しにくい

日本では昔から見慣れた切妻造り。ちょっと古く感じますか?日本では昔から比較的多くの家に使われていた屋根で、今でも建築され続けています。そして、その形はとてもシンプルですから、個性が出しづらいと思うかもしれません。今は色々な外観の住宅があります。そして屋根の形状は家のシルエットを大きく変えます。機能、環境、建築条件、コストなど色々な事を考えて、イメージにあう家づくりを楽しみましょう。


 

3、斜線制限

切妻屋根に限った事ではありませんが「絶対にこの屋根!」と決めていても、建てる土地の環境によっては、建築基準法で傾斜や形を制限される場合もあります。また、譲れない間取りのポイントと屋根の形が合わない場合もあるかもしれません。話をたくさん聞いてくれて柔軟な提案をくれる設計力の高い工務店を選びましょう。


 

まとめ

昔から現在に至るまでずっと用いられている物には、それなりの理由があります。理にかなった良いものなのです。メンテナンス面、デザイン、機能面、コスト面、どれをとってもバランスが良い切妻造りの家。工匠でもセミオーダー住宅「結~YUI~」でこの屋根を採用しています。切妻屋根は個性が出にくいのでは?とデメリットで触れましたが、「結~YUI~」で完成したお住まいは施主様のイメージが反映されて、どれもそれぞれに違う雰囲気になっています。施工事例をご覧ください。
建てる場所の制限や環境、間取りの関係で屋根の形は条件に合わせる必要があるかもしれません。設計士さんとの打ち合わせの中で柔軟に考えてみてください。

▼「色々な屋根の形」


 

施工事例

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工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に自然素材を活かした古民家再生・注文住宅を手掛けています。
いつまでも丈夫で美しく、愛され続ける住宅をご提供いたします。
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